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2018年1月8日(月)

きょうの潮流

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 「がらがらつと/手が空の中でさけんだとき/しのびなきしてゐた俺の心を/だれがしるか」。草野心平が二十歳のときに書いた詩「おれの心をだれがしるものか」の一節です▼著名な詩人や作家の作品を集めた『二十歳の詩集』。青春の希望や不安、自分自身や異性に向けた思い、時代の中での苦悩がそれぞれの言葉でつづられています。編者の谷川俊太郎さんは「自分の身体が生きているということに対していろんな感覚が花開いてきた感じがある」と▼きょうは成人の日です。迎えた123万人の二十歳。社会の一員として成長したい、何かに挑戦したい、親や故郷に恩返しを―。ひと足早い成人式での声です。若者たちの前向きな言葉を聞くと、こちらもうれしくなります▼一方で、将来の夢がある新成人は過去最低になっているという調査も。日本の将来は暗いと6割以上が感じています。政府の若者調査をみても、生きるのが苦しい、絶望的な気分になる、周りに理不尽なことがたくさんある、との答えは多い▼「自分の思いを発信できる世の中に」「働きすぎで心に余裕のない今の日本を変えていきたい」。本紙党活動の面にのった新成人の抱負には、とりまく現状をなんとか打開したいとの願いがひしひしと▼いま力をあわせて政治を変えようと立ち上がる若者たち。その姿は「未来のための公共」メンバーが語り合った4日付の座談会でも。おかしいことにはみんなで声をあげる。123万色の人生が彩る社会を一緒につくりたい。


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