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2017年12月8日(金)

保育園に落下 米軍機部品か

沖縄 普天間基地近く 園舎屋上

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写真

(写真)米軍機からの落下物とみられる円筒=7日、沖縄県宜野湾市(神谷武宏園長提供)

 沖縄県宜野湾市野嵩2丁目の緑ケ丘保育園(神谷武宏園長)で7日午前10時20分ごろ、園舎の屋上にガラス状の円筒が落下しました。円筒には「FLIGHT REMOVE」と書かれたラベルが巻かれており、米軍機から落下した可能性があります。

 同保育園は米海兵隊普天間基地の野嵩(のだけ)ゲートから東に約300メートルの住宅街にあり、円筒が落下した当時は園庭などに61人の園児と職員11人がいました。

 8人ほどの1歳児が遊んでいた部屋に「ドーン」という衝撃音が響き、職員が屋上を確認したところ長さ約9・5センチ、直径約7・5センチの円筒が熱を帯びた状態で見つかりました。

 夕方になって現場を訪れた中嶋浩一郎・沖縄防衛局長に対し、神谷園長は「あと50センチずれていたら、子どもたちが園庭に出入りする場所に落ちていた。米軍機の飛行を停止しなければ、このような事故は何度でも起きる。私たちの命を軽視して何のために飛ばすのか」と厳しく抗議しました。

 国会で一報を受けた日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は「一歩間違えば人命にかかわる重大事故。住民を追い出して造られた普天間基地の危険性が如実に示された。今すぐ閉鎖・撤去するしかない」と語りました。

深刻な事故と認識

翁長知事がコメント

 幸いにもけが人はいないとのことです。

 基地対策課の職員を現地に派遣し確認したところ、落下物の大きさは約10センチ、プラスチックのような材質であるとのことでした。

 直ちに、沖縄防衛局を通じて米軍機の部品であるか確認を求めていますが、現在のところ、回答はありません。

 職員が撮影した写真をもとに基地対策課で情報収集を行ったところ、CH53の部品の可能性が高いことがわかりました。

 落下場所のすぐそばの園庭では、事故発生当時、40人から50人の園児が活動中とのことで、一歩間違えれば、重大な人身事故につながりかねず、深刻な事故であると認識しております。

 沖縄防衛局や米軍に対しては、速やかな事実確認を行うよう求めるとともに、仮に米軍の部品であることが判明した場合、強く抗議する必要があると考えています。


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