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2017年12月7日(木)

障害者給食補助続けて

旧特定疾患の経過措置延長を

衆院厚労委 高橋氏が質問

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(写真)質問する高橋千鶴子議員=6日、衆院厚労委

 日本共産党の高橋千鶴子議員は6日の衆院厚生労働委員会で、障害者の通所施設の「食事提供体制加算」と、難病患者への医療費助成の継続を求めました。

 厚生労働省は来年度の報酬改定で「食事提供体制加算」を延長しない案を示しています。現状では人数分1日300円加算され、廃止されれば最大6600円の負担増になります。

 高橋氏は、施設の給食が「あたたかく栄養のある唯一の人間らしい食事」という関係者の声を紹介し、4割強の施設が手作り給食で、きざみ食など障害の特性に応じた食事を提供していると指摘。宮崎雅則障害保健福祉部長は「配慮が必要な方をどう考えるかとご意見をいただいている」と認めました。

 加藤勝信厚労相は、そもそも「3年の経過措置」にすぎなかったとして「制度の公平性を踏まえて検討している」と延長を明言しませんでした。高橋氏は、障害者の権利条約が障害者の「生活水準及び社会的な保障」を求めているとして加算の廃止は許されないと強調しました。

 高橋氏はまた、2015年施行の新難病法により、軽度の難病患者への医療費助成が今年末で外される問題について追及。そのうち旧特定疾患の軽症者は経過措置がありますが、高橋氏は延長すべきだと主張。福田祐典健康局長は、指定難病を証明する個人票を示せば再度の診断は不要だと周知徹底していると答えました。


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