2017年12月6日(水)
羽生 永世七冠を達成
7期目竜王で前人未到の峰
将棋の羽生善治棋聖(47)は5日、前日から鹿児島県指宿市で指されていた第30期竜王戦七番勝負第5局で渡辺明竜王(33)を破り、シリーズ成績4勝1敗で竜王位を奪取しました。通算7期目の竜王で「永世竜王」の資格を得て、前人未到の永世七冠を達成しました。
対局を終え、羽生棋聖は「せっかくの機会なので思い切っていこうと全体的に思っていた」と語りました。
羽生棋聖は1994年度第20期棋王戦で永世棋王の資格を獲得してから、2008年度第66期名人戦で十九世名人の有資格者となるまで七大タイトルのうち竜王を除く六つまで永世称号の有資格者となっていました。
永世称号は、公式戦ごとに定められた成績を収めることで得られる称号で、名人なら通算5期で得られ、原則引退後「○世名人」に襲位することができます。今回の竜王の場合、連続5期または通算7期で「永世竜王」の資格を得られます。
4度目の永世竜王挑戦で、歴史的偉業を成し遂げました。