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2017年11月25日(土)

きょうの潮流

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 「憲法9条京都の会」から1冊のパンフレットが届きました。『100人がラジオで語った憲法』。コミュニティーFM「京都三条ラジオカフェ」で放送中の番組「けんぽうサロン京都」の100回放送を記念した冊子です▼番組は9分間。同会が提供者となって2013年に開始。ゲストは弁護士、腹話術師、住職、ミュージシャン、狂言師、元航空自衛隊員…、幅広い人がそれぞれの立場から憲法の大切さを語っています▼その一人、京都精華大学名誉教授で漫画家のヨシトミヤスオさんは、小学校低学年の時の嫌な記憶を―。「校庭での整列の際、ゆらゆら揺れる栄養失調の子どもがいた。その子に対して軍服を着た校長が『そこの非国民、天皇陛下に対して不敬である。その場で舌をかみ切って死んでしまえ』と叫んだ」▼京都外国語大学の学生は、「大学に原爆被爆者の証言を外国語に翻訳するグループがある。私はアラビア語に翻訳したい」。京都大学の藤原辰史准教授は、自由と平和のための京大有志の会「声明書」を読み上げ…。百人百様。スタッフの長谷川長昭さんは「出演料を払うどころか、出演者がカンパをしてくれるんです」と▼同局は「市民が主役」をモットーに03年に誕生。当時から日本初のNPO放送局として話題を呼びました。それにしても月2回、定期的に憲法を語る取り組みは、ほかに類を見ないのでは▼番組は今後も続きます。インターネットで放送分を聞くことも。正念場の憲法9条。多彩な発言に励まされます。


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