「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2017年11月23日(木)

新潟の民青 全国大会へ奮闘

仲間増やし活動広げる

共同の経験重ねる 学費・軍事費学ぶ

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 昨年の参院選を大きなきっかけに、市民と野党の共同が発展している新潟県。政治を変えられる流れが広がるもとで、日本民主青年同盟(民青)新潟県委員会は同盟員を増やし、学びながら行動を活発に続けています。(前田智也)


写真

(写真)民青新潟県委員会がつくった、活動を紹介するチラシ

 同県の民青は今年、昨年の2倍に迫る同盟員を仲間に迎えています。19日現在で、仲間増やしの年間目標達成まであとわずかです。「新しい同盟員の多くは、10月の総選挙に向け、本格的に声をかけるようになった夏以降に加盟しています」と、小林雄太副委員長は振り返ります。

 「役員のなかで、仲間を迎えた経験を交流するなど、何度も討議を重ねて仲間増やしに踏み出していきました」

社会知りたい

 今年8月に加盟した、新潟県三条市の高校3年生、林千昌さん(18)=仮名=もその一人です。きっかけは、原水爆禁止世界大会に参加したこと。「社会のことや平和の問題で、多くの同世代が発言していました。その姿に刺激を受けました」

 10月の総選挙では、街頭でシールアンケートを行い、初めて選挙にも行きました。「自分なりに、政策などを見比べました。わからないことも多いし、もっと社会のことを知りたい」。来年からは、県外の大学に進学します。「これからも活動を続けていきたい」と話しました。

選挙たたかい

写真

(写真)「仲間を増やして、民青をもっと大きくしたい」と話す、民青新潟県委員会のメンバー

 新潟は、昨年7月の参院選で森ゆうこさん、10月の県知事選挙で米山隆一さんと、市民と野党の統一候補が勝利しました。今年の総選挙でも、県内六つの小選挙区のうち、4勝2敗の結果をおさめました。そのなかで民青も一緒にたたかい、共同を広げています。

 飛田香奈委員長は、「仲間が増えたことで、さまざまな活動に主体的に参加する担い手が増加しました」と話します。同盟員が増えるなかで迎えた総選挙。民青は、街頭での対話や電話がけなどで1300人と対話しました。この数字は、昨年の県知事選挙と比べても1・5倍超です。

 常任委員の田中栄さん(30)=仮名=は、対話を重視して選挙にかかわったといいます。「駅前などで、どの政党や候補者に投票しようか迷っている人と要求を聞きながら長い時間話し合い、『いまの政治を変えるために、ぜひ市民と野党の共闘を応援してください』と訴えました」

 この経験を、憲法9条改憲に反対する「3000万署名」にも生かしたいといいます。「憲法や自衛隊のことをしっかり話せるようになりたい。学習会もしています。頑張って署名を集めたい」と語りました。

班活動は大切

 民青は、班での活動を大切にしています。新潟市の高校1年生、中村美幸さん(16)=仮名=は今年の春に加盟。毎月の班会議で、高すぎる学費のことや、奨学金のことを学んできました。「進学のことを考えると不安です。教育に税金を使わないで、軍事費とかを増やし続ける安倍政権はおかしいと思います」

 飛田委員長は、「同盟員の『仲間を増やしたい』『行動したい』という思いを大切にして、頑張っています。12月の全国大会までに目標を達成して、強く大きな民青をつくっていきたいです」と話しました。

共産党と民青 集い企画

 相談相手である、日本共産党との共同も進めています。19日に新潟市内で行われた「政治×ワカモノ交流会」。民青新潟県委員会と、日本共産党江南区委員会の共催で行い、青年を中心に約30人が参加しました。

 交流会で講師を務めた、党新潟県委員会政策委員長の西澤博さんは、「新潟では党として今年から、行政区単位で民青と懇談や、共同した取り組みを進めようと決め、努力をしています」といいます。

 これまでに、新潟市と魚沼市で共同した取り組みを実施。「地域で一緒に活動することで、今まで以上にお互いの姿が見えたり、『次はこんなことをやってみよう』など、新しいアイデアが生まれる経験が出ています。これからも続けていきたい」


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって