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2017年11月20日(月)

きょうの潮流

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 溶けて崩れる氷河、水につかる島や町、巨大な台風や豪雨、酷暑に干ばつ、熱波や寒波…。私たちは毎日のように地球上の異常気象を目にし、生活の中でも感じています▼ばかげている―。地球温暖化の影響を表した映画「不都合な真実」が2006年に公開されたとき、それを認めない人たちは罵声を浴びせました。しかしこの10年、気象変動は激しさを増し、危機感が募っています▼米国の元副大統領で映画の主役だったアル・ゴア氏は、変化を起こすべきかという問いから、いかに変化を間に合わせるかに変わってきたといいます。世界が一つになって温暖化の解決をめざす「パリ協定」が採択され、再生可能エネルギーの市場も拡大しています▼トランプ米政権は協定からの離脱を表明していますが、先に閉幕した国連の会議では枠組みを守り、運用のルールブックづくりに向けて対話を重ねていくことで合意しました。先進国と途上国の対立もありますが、市民団体や自治体、企業が国境をこえて対策を訴えています▼その中で米政権とともに不評なのが日本です。国内外で石炭政策をすすめる追随の姿勢に、日本も協定から離脱するつもりなのかと。後ろ向きな政治からの転換は私たちの未来がかかっています▼いま「不都合な真実」の続編が日本でも公開中です。進行する危機とともに未来を救う先進的なとりくみを描いています。ゴア氏は人類への希望を込めて呼びかけます。「変えようとする意志そのものが再生可能な資源である」


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