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2017年11月10日(金)

ロシア十月革命から100年

世界に持続的影響を与え続けている世界史的意義

志位委員長が語る

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 日本共産党の志位和夫委員長は9日、国会内で記者会見し、100年の節目を迎えたロシア十月革命の意義について問われ、「今日の世界に大きな持続的影響を与えつづけている世界史的意義を持つ革命だと考える」と述べました。

 その一つは、民族自決権を全世界に適用されるべき大原理として高く掲げたことです。志位氏は、ソビエト政権が革命後、「平和に関する布告」「ロシア諸民族の権利の宣言」を発し、民族自決権は無条件に保障されなければいけないと表明し、実際にそれを実行したとして、「このことが第2次世界大戦後に植民地だった諸国が独立を勝ち取り、独立した主権国家になるという世界の『構造変化』につながった」と指摘しました。

 二つ目は、人権概念を自由権から社会権へと発展させたことです。志位氏はソビエト政権が「勤労し搾取されている人民の権利宣言」を発し、社会権を初めて掲げたことが出発点になってドイツのワイマール憲法やILO(国際労働機関)の創設につながったことを指摘。「日本の憲法25条の生存権にもつながっていくような流れがつくられた」と述べました。

 そのうえで、志位氏は「スターリン以降、国内的には専制主義、対外的には覇権主義へと変質し、革命の成果が失われ、ソ連は崩壊に至ったが、そうした大きな誤りがあったからといって、ロシア革命が世界にもたらした積極的影響、その世界史的意義が失われたとは考えていない」と述べました。


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