2017年9月27日(水)
沖縄・北部訓練場オスプレイ
10時間で28回飛行
防衛省調査
沖縄県の米軍北部訓練場(東村、国頭村)に新たに造られたオスプレイパッド(着陸帯)に関し、防衛省沖縄防衛局が初めて行った運用状況の調査で、垂直離着陸機MV22オスプレイの飛行が10時間で28回に上ったことが、26日までに分かりました。
防衛局は昨年、すでに運用されていたN4地区とあわせ、東村高江集落周辺に6カ所の着陸帯を建設。7月からN1、H両地区で運用が開始されたことを受け、7月26日の午後1時から午後11時まで、東村内4カ所で調査を実施しました。
確認されたオスプレイの飛行28回のうち、2機編隊が17回。N1やHの着陸帯に離着陸したり、上空を旋回したりしました。一番遅い飛行は、午後9時20分でした。
幹線道路周辺に相当する70デシベル以上の騒音は高江小学校などで計6回測定され、最大騒音は高江小で計測された72・6デシベルでした。
調査は1日だけで、防衛局は今後の調査は未定としています。日本共産党の伊佐真次東村議は「騒音が学校にまで及んでいることや、夜間も飛んでいることが証明されたが、もっと飛ぶ時も、うるさい時もある。たった1回では意味がない。継続的に調査をすべきだ」と語りました。
東村議会は26日、オーストラリア沖で発生したオスプレイ墜落事故に対する抗議決議と意見書を全会一致で可決しました。オスプレイの飛行を一切中止し、直ちに配備撤回することなどを求めています。