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2017年9月21日(木)

きょうの潮流

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 先日「おひとりさまの老後」がテーマのおしゃべり会に参加しました。1人暮らしの高齢者など10人ほどの女性が集まり、にぎやかに交流しました▼自分好みに家を整え、食べたい物を調理して食べ、趣味を楽しみ仲間と出かけ…。生き生きと老後を過ごす様子を聞くと、自分もそうなりたいと思います。同時に「自宅で倒れたとき、自分で救急車を呼べなかったら…」「介護が必要になったら、どうすればいい?」と不安も口々に語られました▼日本人の平均寿命は延び続け、「人生100年時代」が来るともいわれます。健康でいるために大切なことは? 医師に聞くと(1)栄養状態がよい(2)体力がある(3)社会参加を続ける―の三つが出されました▼なかでも基本は食べることです。中年期までと異なり、高齢者が心配すべきは低栄養やカロリー不足。やせている人より、やや太めの人の方が長生きするという統計結果も出ています▼年齢とともに歯が弱くなる、料理をする気力や体力が減る、食欲がなくなる。少ない年金、高い医療や介護保険の負担で生活が厳しく「食費を削るしかない」という声も頻繁に耳にします。高齢者の食生活を軽視せず、社会的にも暮らしの向上が不可欠です▼ケアマネジャーの話では、心身の健康や認知症予防に大切なのが、1人で家に閉じこもらず、外に出て人と交流すること。親しい人や近所の人と集まって、おいしい料理を食べながら、時には政治への怒りを語り合う。そんな時間を過ごすのも良いものです。


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