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2017年9月18日(月)

きょうの潮流

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 人生を大きく三つの段階に分けると? そう聞かれたら、あなたはどう答えますか。学生時代、勤労の期間、退職後の余生。多くの人が頭に浮かべるのではないでしょうか▼教育→仕事→引退と、モデルのようにたどってきた道。しかし寿命が延びていくなかで、いままでの人生設計でいいのか。新しい生き方や社会を展望しよう。著書『LIFE SHIFT』でそう提唱しているのがロンドン・ビジネススクールのリンダ・グラットン教授です▼先週、安倍内閣が「人生100年時代構想会議」を開きました。看板にする「人づくり革命」の一環だといいます。会議の構成員でもある同教授が講演し、雇用の未来や生涯にわたる学びの重要性、多様な人生について提言しました▼いまや100歳以上の高齢者は6万7千人余り。どんどん増え続けています。長寿社会を見すえて教育や雇用、社会保障のあり方まで広く見直すことは政治の課題です。ところが看板だけが躍る安倍政権からは何も見えてきません▼先の教授も言及していますが、一人ひとりが自分に合った働き方や生き方を選べるようになるためには政策の後押しが必要です。生涯を通じて利用できる給付金、柔軟に働ける権利、そして不平等や格差の是正。すべてに逆行しているのが現政権です▼「人づくり」といえばお国のため、「働き方改革」は企業のため、「国民の命と安全を守る」とは米国のため。まずはこんな政権を代えることが、長寿を喜び明るい未来を開く一歩です。


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