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2017年9月14日(木)

核兵器禁止条約 20日から署名開始

国連総会開幕 総会議長が期待表明

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 【ワシントン=遠藤誠二】第72回国連総会(会期1年)が12日、ニューヨークの国連本部で開幕しました。20日には7月の国連会議で採択された核兵器禁止条約の署名手続きが始まります。持続可能な開発目標(SDGs)、気候変動対策、北朝鮮の核・ミサイル開発問題、国連改革など多彩なテーマで各国が議論します。

 グテレス国連事務総長は開幕演説で、今日の世界が抱える課題として核兵器の拡散、地球規模のテロ、気候変動、格差などを挙げ、「あらゆる分野で前進できるようともに協力したい」と述べました。

 ミロスラフ・ライチャーク総会議長(スロバキア)は「まもなく多くの国々が核兵器の廃絶についての初めての合意に署名するだろう」と強調。人類史上初めて核兵器を法的に禁止した核兵器禁止条約に多くの国が署名することに期待を表明しました。

 同条約は加入手続きをすませた国が50カ国に達した後、90日を経て発効します。20日に国連本部内で開かれる条約署名開始の記念式典にはグテレス氏、ライチャーク氏のほか市民社会の代表らも出席し発言します。

 原水爆禁止2017年世界大会で提起された「平和の波」行動が20日から26日の「核兵器全面廃絶国際デー」まで世界で取り組まれます。反核平和NGOはすべての政府が20日に署名するよう呼び掛けています。

 各国首脳らが演説する一般討論は19日から25日に行われます。今年は「米国第一主義」を掲げるトランプ米政権が発足して初めての国連総会。トランプ政権が離脱を表明した地球温暖化対策の国際条約「パリ協定」などをめぐり、各国の発言が注目されます。


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