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2017年8月24日(木)

シベリア・モンゴル抑留 犠牲者追悼の集い

千鳥ケ淵戦没者墓苑

小池氏あいさつ

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(写真)シベリア・モンゴル抑留犠牲者追悼の集いで献花する参列者=23日、東京都千代田区

 第2次世界大戦後、シベリアやモンゴルに抑留され、強制労働をさせられた旧日本軍捕虜の犠牲者を追悼する「シベリア・モンゴル抑留犠牲者追悼の集い」が23日、東京の国立千鳥ケ淵戦没者墓苑で行われました。各地から参列した元抑留者や遺族は、黙とうし献花しました。

 追悼の集いは2003年から、旧ソ連の指導者スターリンが1945年に抑留・強制移送を命じた8月23日に毎年開き15回目。兵士ら60万人以上が抑留され、6万人以上が死亡。元抑留者らは遺骨収集と実態解明を求めています。

 「シベリア抑留者支援センター」世話人で元抑留者の池田幸一さん(96)は主催者を代表し「全ての遺骨収集は200年かけても終わらない。日本やロシアなどの政府に問題と責任がどこにあったのか、再発防止のための政策などはあるのか説明してほしい」とのべました。

 伯父をシベリアで亡くした男性(68)は、声を詰まらせ「正式な死亡記録はありません。伯父が生きた22年間の証しがないように思え、無念でなりません」と話しました。

 日本共産党から小池晃書記局長、島津幸広、畑野君枝両衆院議員が参列し、小池氏は党を代表して、抑留犠牲者に哀悼を表するとともに「シベリア抑留は旧ソ連のスターリンと日本の戦争指導部が“合作”で引き起こしたもの。全容の解明とすみやかな遺骨収集に取り組み、二度と再びこのような事態を繰り返さないため憲法9条を守り抜く」とあいさつしました。


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