2017年8月16日(水)
平和と友情の船 “進水”
新基地建設に反対
新監視船「ウマンチュ」
広島→沖縄到着
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新基地をつくらせない―沖縄県名護市辺野古と大浦湾での政府による違法工事に抗議し、監視する海上行動で使ってほしいと、被爆地の広島から到着した新監視船「ウマンチュ」の“平和な日本をめざす連帯と友情の船 進水の集い”が15日、大浦湾の汀間(ていま)漁港近くで行われました。
白とブルーの船体を紅白幕で巻き「ウマンチュ」と鮮やかに浮かぶ深紅の文字。沖縄の方言で「万人」を意味します。
汀間川の一角に陸揚げされた「ウマンチュ」を囲むようにヘリ基地反対協議会の関係者や、海上での抗議監視行動からかけつけた人々が、船体をなでたり、船外機に笑顔を近づけて「馬力がありそうだ」などの声をあげたりしました。
「集い」では、船と船長の無事を願って日本酒とシャンパン、米をふりかけ、一斉にクラッカーを鳴らして安全を祈願しました。
平和丸船長で仲本興真・県商工団体連合会長が「今日は、終戦の8・15記念日、新しい世の中をめざす日に、正念場を迎えた辺野古のたたかいに被爆地から届いた『ウマンチュ』でがんばりたい」と感謝をこめてあいさつ。
広島からかけつけた福山民主商工会の川崎衛、藤井賢次郎両副会長が「1年間かけて準備してきた。ぜひ平和のために使ってほしい」「この船で辺野古の海と平和を守ってほしい」と被爆地からの思いを語り、大きな拍手に包まれました。
地元、汀間区の新名善治区長もかけつけ、「この地まで、使ってほしいと船を届けていただき感謝に堪えない。皆さんの力をかりて、必ず(新基地を押し付ける)安倍政権を打ち負かすために頑張りたい」と力を込めました。
東恩納琢磨市議(無所属)が16日からの新基地反対の要請訪米への決意を述べました。