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2017年7月27日(木)

きょうの潮流

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 核兵器開発とミサイル発射を繰り返す北朝鮮。この無法にどう立ち向かうか。米軍準機関紙「星条旗」が1面から分析記事を掲載しています(7日付)。見出しは「有効な選択肢はわずかしかない」▼米軍は韓国に2万8500人、日本に5万人の兵力を駐留させ、多くの軍艦も展開している。力を見せつけるために、北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射の翌日、対抗するミサイル発射訓練も実施した。「しかし専門家たちが指摘するのは、軍事衝突はどちらの側にも破滅をもたらすということだ」▼一方、韓国の文在寅(ムンジェイン)新大統領については、対話再開に向けた「希望」と表現します。同紙の論調は、読者である米兵の厭戦(えんせん)的な気分を反映しているのかもしれません▼クリントン政権時に国防長官を務めたペリー氏は元高官ら5人と連名で6月、トランプ米大統領に書簡を送りました。求めたのは「北朝鮮との対話」。対話は北朝鮮への報酬でも譲歩でもなく、核保有を認めることでもない。「核による破滅を避けるために必要なステップだ」▼ペリー氏らが真剣に心配しているのは、計算違いや誤解で戦争が始まり、それが核兵器使用につながる危険です。「(対話は)現実的で唯一の選択肢だ」と▼核兵器禁止条約の採択についてペリー氏は7日の声明で「核戦争を非合法化する重要な一歩だ」と歓迎しました。北朝鮮との対話で核放棄を迫る力にもなる条約に背を向け、危機をあおるばかりの安倍政権。流れに逆行する姿は哀れでもあります。


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