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2017年7月6日(木)

きょうの潮流

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 2日の東京都議選で安倍政権・自民党が歴史的大敗を喫し、晴れやかな気持ちを味わえたのもつかの間。わずか2日後の4日は心身ともに不快感でいっぱいになりました▼その元凶は空から降ってきました。台風3号が各地にもたらした大雨被害に加え、対岸の国・北朝鮮から発射された弾道ミサイルです。4日午前、秋田県沖に落下。午後には、国営メディアの「特別重大報道」で、「ICBM発射に成功」したと報じました▼国際社会の声を無視してはばからない北朝鮮による度重なる暴挙です。「世界のどこでも攻撃できる核強国になった」と誇るアナウンサーの声を聞くと、不快感はますます高まります▼北朝鮮がこれほどまでに核・ミサイルに固執するのはなぜか。「核保有国」として米国からの体制保証を得る。そのための交渉に引きずり出すために、米本土に到達するICBMは不可欠だと考えている―多くの専門家はそう見ています。しかし、この道は北朝鮮にとっても未来はありません▼そうした身勝手な行動のために、日本国民は甚大な迷惑をこうむっています。周辺海域にミサイルを落とされるだけではありません。憲法9条改悪や軍拡など「戦争する国」づくりの格好の口実にされることが容易に想像できます▼不快な梅雨空ですが、晴れ間も見えています。史上初めて核兵器が違法化される条約が7日にも国連で採択される見通しです。この世界の流れに背く北朝鮮など核固執勢力を孤立させる大きな転機。希望を抱いて見守りたい。


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