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2017年6月16日(金)

きょうの潮流

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 告げ口すすめる法案いらない、国民なめるな、独裁許すな、野党がんばれ――。個が集まり、一つの大きな怒りの声となって夜半の国会前に響き続けました▼委員会の審議と採決をすっ飛ばしての強行。自民、公明の与党は、奇策というより禁じ手で共謀罪法案を無理やり押し通しました。数々の疑惑封じと公明への配慮のために。委員会の委員長を務めた公明は紛糾、採決を主導したようにみられるのを嫌がったと▼国民を徹底的に弾圧した治安維持法を適法だったという法相のもとで成立した共謀罪。漫画「ちはやふる」の作者、末次由紀さんもツイッターでつぶやいています。「こんなに権力が信用できず気持ち悪いと思ったのはこれまでで一番です。私たち、バカにされすぎではないか」▼2013年、特定秘密保護法。15年、戦争法。そして今回。この政権はどこまで日本の立憲政治を壊し、民主主義を退化させようとするのか。その先にあるのは、9条の改悪と戦争への道です▼徹夜で抗戦した野党の背を押した市民の声。逆流とのたたかいのカギを握るのは両者の共闘です。不安ばかりの安倍政権を倒すためにも野党は結束して新しい政治の姿を示してほしい。SNSの呼びかけで国会前に来た30代の若者はいいます▼噴き出す疑惑には恥もなく、やりたいことは国民の反対にも耳を傾けずに突っ走る。こんなむちゃくちゃな政治をいつまで。怒りを力に立ち上がる、何度でも。この国をつくり変えていくのは、私たち一人ひとりです。


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