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2017年5月30日(火)

きょうの潮流

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 「子どもを保育園に預けて働きたい」。こんな望みがかなわない深刻な状況が続いています。保育園の待機児童問題。父母の願いは切実です▼だからといって「入れれば、どこでもいい」と思う親はいません。子どもが1日の大半を過ごす場所。のびのびと安心できる場であってほしいと願うのは当然のことです▼しかし実際には「待機児対策」を免罪符に、保育の質を置き去りにした規制緩和が進められています。東京都のビルの一室にある保育園に息子を預ける母親は「定員を超えても詰め込めばいい、狭くても園庭がなくてもいいというのは政治の勝手。子どもを犠牲にしないでほしい」と訴えます▼「保育士さんは丁寧に子どもと接してくれますが、園庭がなく部屋も狭いので自由に動き回ることもままならない。国や自治体は子どもの保育にもっと責任をもってください」とも▼2013年の都議選で議席を倍増させた日本共産党都議団。取り戻した議案提案権を活用し、認可保育園増設のため、都有地の活用などを提案してきました。市民の運動と力を合わせて5万3千人分の定員増を実現、さらに9万人分以上増やすことをめざします▼公立保育園を増やした東京都北区では、保育士の求人に応募者が殺到しました。待機児解消を進める効果的な方法であることを示しています。希望すれば誰もが子どもを保育園に預け、安心して子育てができる社会を―。目前に迫った都議選で共産党の議席を伸ばし、その願いをさらに前に進めたい。


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