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2017年5月26日(金)

きょうの潮流

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 迅速な対応といえるかもしれません。米国の自然保護団体がハワイでのオスプレイの訓練実態を告発した書簡を出したのが3月末。これに対し、訓練を大幅削減すると米海兵隊が回答したのが4月末でした▼書簡を出したのは、米サンフランシスコに本部を置くアース・ジャスティス。問題にしたのはウポル空港での飛行実態です。2012年に海兵隊は同空港への飛行を年間25回に制限するとし、同空港の使用は「めったにない」と説明していました▼ところが実際には今年の1〜3月だけでもオスプレイなどの飛来が約800回以上にも。住民から怒りの声があがり、同団体が「(約束より)30倍以上の激しさだ」と書簡で指摘したのでした▼ウポル空港があるのはハワイ島の北端。近くに旧ハワイ王国カメハメハ初代国王の生誕地もあり、以前から「神聖な場所を汚すものだ」といった批判がありました▼海兵隊は書簡を受け、今後は約束を守るとし、今年は緊急着陸などに限定すると表明。同団体の弁護士は「政府側が自ら間違いをただし、手直しの必要性を認めるのは珍しい」と今回の対応を評価しました▼一方、日本。普天間基地では深夜早朝の米軍機飛行は1996年の日米合意で規制されています。しかし実際は20年以上もお構いなし。日本政府は止めさせるどころか、辺野古にオスプレイが使う新基地建設を急いでいます。県民の反対が明白でも、県の岩礁破砕許可が切れても、強権で進める横暴ぶり。一体どこの国の政府なのか。


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