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2017年5月25日(木)

首相の9条改憲発言批判

衆参の憲法審幹事懇で共産党

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 衆参両院の憲法審査会は24日に幹事懇談会を開き、衆院では「新しい人権等」をテーマに25日に自由討議、6月1日に参考人質疑を行うことを決めました。

衆院で赤嶺氏

 安倍晋三首相が、2020年の改憲施行を表明し、年内に自民党改憲案をまとめるよう指示したことについて、日本共産党の赤嶺政賢議員は、改憲スケジュールや中身まで示した首相発言は憲法尊重擁護義務を破り、三権分立に反していると批判。改憲案づくりにつながる審査会を動かすべきではないと主張しました。

 また、自衛隊の制服組トップの河野克俊統合幕僚長が「(首相発言は)非常にありがたい」と述べた問題で、野党は一致して抗議し、発言の撤回を要求。赤嶺氏は、首相の改憲発言に呼応したことは政治的中立を侵す重大発言だと批判しました。

引き続き

参院は協議

 参院では、自民党が「二院制をテーマに速やかに審査会を開きたい」と主張し、公明、維新の両党が同調。日本共産党、民進党、「希望の会」(自由・社民)が首相の9条改憲発言を批判し、応じられないと主張したため、引き続き協議することになりました。

 日本共産党の仁比聡平議員は、首相の改憲発言は自民、公明、維新の3党で改憲発議をおし進めようとするもので許されないと厳しく批判。自民党幹事が「自民党総裁の発言で首相としての発言ではない」などと述べたため、「党内向けの発言とは到底いえない。『改憲の議論は憲法審査会で』と述べてきたことも覆すものだ」と強調しました。


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