「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2017年5月14日(日)

野党と市民が結束し 9条改憲はねかえそう

神戸 志位委員長が訴え

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 日本共産党の志位和夫委員長は、13日、神戸市内での街頭演説で、憲法9条を改定して、3項に自衛隊を明記するとした安倍晋三首相の改憲発言に対して、「野党と市民が一致結束してはねかえそう」と訴えました。


写真

(写真)志位和夫委員長の訴えを聞く人たち=13日、神戸市中央区

 志位氏は、3項に自衛隊を明記することが、9条2項の死文化に道を開くことを告発。「安倍改憲のシナリオを書いた『日本会議』政策委員の提案は、3項として『但し前項の規定は確立された国際法に基づく自衛のための実力の保持を否定するものではない』となっています。『但し……』という例外規定で自衛隊を書き込めば、2項の制約が自衛隊に及ばなくなり、2項は死文化され、海外での武力行使は無制限となります。こんな改悪を絶対に許してはなりません」と力説しました。

 さらに志位氏は、「安倍首相は、憲法9条改定にむけて大暴走をはじめています」と告発。首相が自民党本部に、自らの提案にそった改憲原案をまとめるよう指示し、さらに、柴山昌彦首相補佐官が「自民・公明で協議をすすめ、自民・公明・維新だけで(9条改憲の)発議すること」を、「官邸の意向」として自民党に伝えたことが報じられているとして、「これはきわめて重大です」とのべました。

 これまで自民党は、憲法改定への対応として、「少なくとも野党第1党である民進党の合意が必要」としてきたと指摘。「そうした自らの言明すら投げ捨てて、『自公維だけ』――自公とその補完勢力だけで9条改定の発議という、数の暴力を使っての強権的な憲法破壊は絶対に許されません」と訴えました。

 志位氏は、日本共産党、民進党、自由党、社民党の野党4党が、党首会談で、「安倍政権のもとでの憲法改悪に反対」で合意していると強調。「憲法に対する立場の違いはあっても、安保法制=戦争法強行にみられるような立憲主義を破壊する安倍政権に憲法改定を論じる資格はない。これが野党の一致点です」と語り、「この合意にたって、野党4党と市民が結束して憲法9条改憲をはねかえしましょう。国民的たたかいを心から呼びかけます」と訴えると、交差点をぎっしりと埋めた聴衆から大きな声援と拍手がわきおこりました。

9条壊さないで

 志位委員長の訴えを聞いた病院職員の女性(41)=神戸市=は、「安倍さんはこわい。自民、公明、維新で改憲の発議をすればいいなんて、数の力による暴走ですよね。世界に誇る憲法9条を壊してはいけない」と怒るとともに、「数の暴力に対抗するには、やっぱり野党共闘の発展しかない」と力を込めます。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって