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2017年5月9日(火)

辺野古 K9護岸工事再開

波打ち際に1メートル石材投入

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(写真)「捨て石」が投入されたと思われるK9護岸=8日、沖縄県名護市辺野古

 沖縄防衛局は連休明けの8日、沖縄県名護市辺野古の新基地建設現場で、「K9護岸」と呼ばれる護岸工事を再開しました。

 建設現場では連休前に大型クレーンの足場がほぼ出来上がっていました。足場は石材を入れた網袋を何列何層にも積み重ねたものです。この日はさらに、足場の上に石材を敷き詰め、上から網袋の間の隙間を埋める作業を繰り返しました。そしてその上にパネルを敷き、クレーンが接する上部表面を平らにならす作業を繰り返しました。

 午後、大型クレーンで、大きな石材を波打ち際に投入し始めました。作業の様子を監視していた抗議船船長の一人は「1メートル弱のものもあった」と語っています。

 辺野古基地建設にかかわる防衛局の資料などを情報公開請求で入手し、分析・研究している北上田毅さんは「(午後投入された石材は)大きさから見てK9護岸の基礎工事に用いる『捨て石』と思われる。政府は連休前に『護岸着工』を宣言したが、その時に投入したのは『栗石』と呼ばれる、本来はクレーンの足場に使われる石材だった。実質的には今日からが護岸工事だと言えるのでは」と語っています。

 北上田氏は「ただし沖縄防衛局が受注企業と交わした特記仕様書によると、K9護岸を造るだけで捨て石などの石材を、10トントラックで約9千台搬入しなければならない。そのための仮設道路などの準備工事も出来上がっておらず、“本格着工”には程遠いのが実態ではないか」と語っています。


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