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2017年5月3日(水)

ゲノム情報、適切な対応を

高橋氏 新設医務技監ただす

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(写真)質問する高橋千鶴子議員=4月21日、衆院厚労委

 日本共産党の高橋千鶴子議員は4月21日の衆院厚生労働委員会で、「グローバルヘルス(国際保健=保健、医療面での国際的取り組み)」への対応と称するイノベーション(技術革新)優先の官邸主導の健康・医療戦略に関連し、新設される医務技監は国民の医療や保健を担う厚労省の立場を貫くよう主張しました。

 同委で審議中の厚労省設置法改定案では、医学的知見に基づき同省を総括整理する医務技監を新たに設けるとしています。高橋氏は、厚労省がゲノム医療実現推進協議会で「がん、希少・難治性疾患、感染症、認知症他の疾患について日本人患者10万人の全ゲノム(遺伝)情報等の集積を目指す」としていることなどを示し、ゲノムは究極の個人情報であり、個人情報保護法のみでは対応できないと強調しました。

 高橋氏がヒトゲノム解析研究の倫理指針についてただすと、塩崎恭久厚労相は、改定個人情報保護法に沿って5月に指針を見直すと答弁。高橋氏は、内閣府の調査会がヒト受精胚の臨床応用は容認できないとしていると指摘。塩崎氏も倫理上許されないと認め、厚労省の専門委員会で検討すると答えました。


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