2017年5月2日(火)
辺野古 砕石・資材搬入 住民が抗議
違法工事許さない
|
米軍新基地建設に向けた護岸工事が強行されている沖縄県名護市辺野古の米海兵隊キャンプ・シュワブゲート前で1日、早朝から約60人の市民が「違法工事を許さない」と抗議しました。
午前10時前と午後3時前には機動隊がゲート前に座り込む市民を強制的に排除し、ダンプカー32台分の砕石とトラック6台分の資材搬入を強行。大型クレーン車1台もゲート内に入りました。
沖縄県統一連の瀬長和男事務局長は「荷台の砕石に赤土が付着しているのが見えた。海を汚すことは許されない」と批判しました。
集会ではヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表が「米国は普天間基地の5年以内の運用停止という約束を反故(ほご)にし、沖縄に基地の負担を押し付けています。私たちは新基地建設を止めなければならない」と訴えました。
抗議行動に参加した北谷町の男性(77)は「辺野古の新基地建設は日米同盟強化の最前線です。戦争を許さず、世界の平和のためにも力を合わせよう」と発言。宮城県栗原市の男性(68)は「作業が強権的に進められている現状や、安倍政権による沖縄差別の実態を地元の人たちに伝えたい」と語りました。
海上では抗議船2隻とカヌー7艇で抗議し、クレーンを使って沿岸に砕石を敷き詰める作業が確認されました。