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2017年4月28日(金)

“首相に三つの責任”

今村復興相辞任 志位委員長が会見

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 日本共産党の志位和夫委員長は27日、国会内で記者会見し、今村雅弘前復興相が東日本大震災で被災したのが「東北でよかった」などと発言して辞任した問題について問われ、「安倍晋三首相に三つの責任がある」と指摘。(1)任命した責任(2)今村氏の最初の暴言をかばい、野放しにした責任(3)被災地切り捨て政策を進めてきた責任―をあげ、「三つの責任がそれぞれ問われてくる」と述べました。

 このなかで志位氏は、安倍政権が進める被災地切り捨て政策として、自主避難者に対する住宅支援打ち切りなどを指摘。「原発を再稼働するために、原発事故は終わったことにするということで、苦しんでいる方々を切り捨ててきた。この冷酷な政策が根本にあって一連の事態が引き起こされている」と強調しました。

トップからモラル崩壊

 また、今村氏の暴言をめぐる報道について、自民党の二階俊博幹事長が「一行でも悪いところがあったらすぐ首を取れと。なんちゅうことか」とマスコミを非難したことについて、志位氏は「まったく反省がない。今村氏の発言のどこが問題で、国民がどこに怒っているかを全く理解していない発言だ」と批判しました。

 志位氏は、「森友学園」問題で安倍首相夫妻の疑惑が決定的になっているにもかかわらず、昭恵夫人の証人喚問に応じないことなどをあげ、「トップがモラル崩壊を起こしていて、全体が基準をなくしているところに大きな問題がある」と指摘。二階氏の発言についても、「党の事実上のトップの幹事長がモラル崩壊を起こしている」として、「一番反省しなければならない人がマスコミに責任を転嫁するような発言をするのは言語道断だ」と強調しました。


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