2017年4月26日(水)
日本郵政の巨額損失
総務相に重い責任
当時全株保有 山下氏ただす
|
日本共産党の山下芳生議員は25日の参院総務委員会で、日本郵政の巨額損失問題について質問しました。
山下氏は、日本郵政がオーストラリアのトール・ホールディングスを買収した2015年当時の総務相は、高市早苗現総務相であったことを指摘。買収を認めたのかただしました。高市氏は、「買収に関しては、私が認可するものではない」と答弁しました。
山下氏は、当時政府が日本郵政の株式100%を保有していたことを指摘し、総務相には重い責任があると迫りました。高市氏は「今の時点では、コメントすることは差し控えたい」と答弁するだけでした。山下氏は、当時高市氏がこの買収について、「野心的な挑戦だ」(15年2月20日の記者会見)と評価していたことを挙げ、「事実上買収を追認したことになる。知らなかったでは済まされない」と批判しました。