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2017年4月3日(月)

一人親方 排除の危険

本村議員 「現場入場認めて」

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(写真)質問する本村伸子議員=3月31日、衆院国交委

 日本共産党の本村伸子議員は3月31日の衆院国土交通委員会で、社会保険の加入に関する「下請指導ガイドライン」の誤った理解から建設業の「一人親方」が現場から排除されかねない問題を指摘し、実態把握や間違った対応をしている場合の是正を求めました。

 同ガイドラインは、社会保険加入を促進するなど建設業従事者の処遇向上を目的に策定され、4月1日から「適切な保険」に加入していない作業員の現場入場を認めないとする措置になっています。

 本村氏は、一人親方が厚生年金などの社会保険に加入義務がないにもかかわらず、未加入を理由に元請けから「4月から現場に入れないと言われた」などの事例を紹介。国や自治体に相談窓口を設置することなどを提案し、「現場から排除されれば、倒産や廃業の危機にひんする。そんなことは絶対にあってはならない」と指摘しました。

 石井啓一国交相は、「一人親方が厚生年金に未加入であることを理由に現場に入れないことは、ガイドラインの趣旨に反する」「正しい理解の徹底に努める」と答弁しました。

 本村氏はまた、元請けから下請けに法定福利費と工事費が適切に支払われるよう指導を求めました。

 石井国交相は「元請けが法定福利費をまかなうことができない金額で契約を締約することは、建設業法19条の3に違反する恐れがある」と答弁しました。


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