「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2017年2月7日(火)

きょうの潮流

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 報道写真家の石川文洋さんが「赤旗」を読み始めたのはベトナム戦争を取材していた頃でした。本紙が米軍の北爆の状況をハノイから伝えていたことがきっかけになりました▼創刊記念にいただいた談話では、今も権力を批判する報道や他のメディアでは載らない記事を活用しているといいます。そして、辺野古の新基地や高江のヘリパッド建設反対の報道は沖縄生まれの市民としても心強く感じていると▼ここで起きていることを全国に伝えて―。沖縄で取材していると、現場で反対行動を続ける人たちによく言われます。いかに、県民をないがしろにしたひどいことがやられているのか▼きのう強行された辺野古の海上工事。クレーン船で積み上げられた巨大なコンクリートブロックが今にも投入されようとしています。座り込んで抗議する市民を引っこ抜く機動隊員。お年寄りも女性も、沖縄の心までも▼「こんな民主主義国家はありえない」。今月の全国革新懇ニュースで琉球新報の富田詢一社長が怒りをこめています。「政府が辺野古の海に砂利を入れ、埋め立てたとしても沖縄人(うちなんちゅー)の魂までを水底に沈めることはできない」▼宝の海を壊し、反対の意思を何度も明確に示している県民を押しのけてまで、米軍のために最新鋭の基地をつくる。世界が警戒感を強めているなかで日米同盟を絶対視する安倍首相にとって、それはトランプ大統領への手土産なのか。富田さんの揺るぎない思いは、沖縄と、それに連帯する人びとの決意でしょう。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって