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2016年12月2日(金)

きょうの潮流

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 46歳のプロバスケット選手が快挙を成し遂げました。日本出身の選手で初の通算9000得点。達成したのはリーグ最年長、レバンガ北海道の折茂(おりも)武彦さんです▼長年日本を代表するシューターとして活躍。9年前に北海道に移り、いまはチームの社長を兼任しています。営業にも走り回る二足のわらじ。しかし年齢には縛られたくないと、情熱や周りの期待があるかぎり、コートに立ち続けるといいます▼折茂選手が金字塔を打ち立てた同じ日、今年のプロ野球最優秀選手が決まりました。セ・リーグで選ばれたのは広島の新井貴浩選手。39歳、リーグ最年長のMVP受賞でした。「1試合1試合泥だらけになってやっているところを若い人が見てくれ、時には若い人にぼくが引っ張られた」▼最近は息の長い日本選手も増えてきました。サッカー三浦知良(かずよし)さんの49歳をはじめ、テニス伊達公子さん、ジャンプ葛西紀明さん、野球のイチローも40代。それぞれ第一線でプレーを続けています▼“レジェンド(伝説)”と呼ばれる彼らは、あとに続く選手だけでなく、多くの人びとに勇気と感動を与えています。共通しているのは向上心と探求心を持ち続けていること。自分は成長できると信じて▼スポーツ医科学の専門家は人間にはまだ不可知の領域がたくさん横たわっていると唱えます。それは、どの分野でも。80歳でエベレストに登頂した三浦雄一郎さんはこんなことを。「年をとることは老いることではない。進化し続けている証拠なのだ」と。


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