2016年11月30日(水)
塩崎厚労相不信任決議案
高橋議員が賛成討論
衆院本会議
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日本共産党の高橋千鶴子議員は29日の衆院本会議で、「年金カット法案」の成立を強行しようとしている塩崎恭久厚労相への不信任決議案に賛成の討論を行いました。
高橋氏は、強行採決だなんて野党の演出だと塩崎氏が言い放ったことに対し、「数の力の前に野党が必死の抗議をすることを『演出』という大臣は絶対に許せるものではない」と強調。不信任は当然と述べました。
「年金カット法案」に賛成3割、反対6割という世論調査を示し、国民の理解が得られていないと指摘。公的年金は老後の支えであるにもかかわらず、マクロ経済スライドに賃金スライド制度を加えて「100年安心どころか、ずっと年金は下がり続ける」と述べ、「高齢者が我慢すれば将来世代の年金が増えるかのような説明は断じて許せません」と批判しました。
高橋氏は、国民年金の平均は月約5万円、厚生年金でも月9万〜10万円だとして「そこから数百円、数千円と減っていくことは、命に直結する大問題」と指摘。「それを痛みに思わないばかりか、国民の年金保険料積立金を、株運用で5兆円、10兆円と損が出ようが、長期運用だから問題ない、と開き直る姿勢こそが厚労大臣に最もふさわしくない」と断じました。