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2016年11月9日(水)

厚労委5回も開会強行

共産、民進が正常化求める

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(写真)記者会見する(右から)高橋千鶴子、柚木道義、井坂信彦の各衆院議員=8日、国会内

 日本共産党の高橋千鶴子衆院議員、民進党の柚木(ゆのき)道義、井坂信彦両衆院議員は8日、国会内で記者会見し、臨時国会開会以降、衆院厚生労働委員会で与党・委員長の強引な運営が続いているとして、運営の正常化と、焦点となっている「年金カット」法案の徹底審議を求めました。

 厚労委では、今国会で開かれた6回の委員会中5回が、与野党の合意がないまま丹羽秀樹委員長の職権で開会を強行する異常事態となっています(表)。

 会見で民進党の柚木氏は、4日に与党と維新だけで「年金カット」法案の審議入りが強行されたことを批判し、「国民に抵抗感の強い本法案の審議をTPPの陰に隠れて強行するのは不誠実であり、ひきょうだ」と強調。電通新入社員の過労自殺に触れ、「長時間労働是正に向けた議論こそ喫緊の課題だ」と主張しました。

 高橋氏は「異例中の異例の事態だ」と指摘。4日の環太平洋連携協定(TPP)採決強行から国会運営を正常化しようと協議が進むなか、厚労委だけ強引な運営が続いていることは許されないと批判しました。

 さらに「年金カット」法案について、「老後の支えである年金の原則を変えてしまう重大な内容だ。限られた臨時国会の中だけで通すのは無理がある。徹底審議すべきだ」と強調。電通強制捜査を受け「長時間労働に関する集中審議を行うよう求めていく」とも述べました。

 井坂氏は「カット法案による影響試算を1カ月前から要求しているのに政府は出していない」と批判。法案が共同提出されている長時間労働規制法案について議論していくべきだと主張しました。

 野党の抗議やTPP採決強行を受けた正常化に向けた動きから、与党は委員会開催を協議する8日の理事懇談会を中止し、9日の委員会は開かれなくなりました。

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