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2016年10月30日(日)

きょうの潮流

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 京都の鴨川に近い料理店でのこと。品書きに、「エレベーター」の文字。えっ、なんだろう。店の人に聞いたら、油揚げ(上がる)と、大根おろし(降りる)の料理のことでした▼もっと興味が湧いたのは「ジェラシー」。わかりますか。うーん、嫉妬の料理ってなんだろうか。答えは、焼(や)き餅(もち)。なるほど、とうなってしまいました。焼いた餅に醤油(しょうゆ)をつけ海苔(のり)で巻いた懐かしい味でした▼関西らしい言葉遊びはほっこりします。でもブラックユーモアはいただけません。かつて、「自然の叡智(えいち)」をテーマにしながら自然環境を破壊する計画案が国際的な批判をあびて、見直しを迫られた博覧会がありました。2005年愛知万博です▼日本維新の会代表の松井一郎大阪府知事が25年の誘致に熱を入れる「大阪万博」のテーマは「健康・長寿」。維新府政は医療費助成制度の対象を広げる一方で患者負担を引き上げようとしています。維新大阪市政は敬老パスを有料化し福祉・コミュニティーバスを廃止しました。これで、「健康・長寿」なのか▼しかも、万博会場予定地の人工島開発は、ばくち場のカジノ誘致とセットです。莫大(ばくだい)な金をつぎ込み、大阪市を廃止する「大阪都」=副首都構想の起爆剤にするもくろみです▼安倍首相に万博誘致を売り込む維新の幹部の一人は「万博で大きな恩ができれば、憲法改正にもとことん協力する」とも。「大阪万博」にもれなくカジノや改憲がついてくる。ブラックユーモアどころではありません。


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