2016年9月17日(土)
新基地 絶対に造らせぬ
辺野古訴訟 翁長知事が会見で決意
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沖縄県の翁長雄志知事は16日、国が県を訴えた不作為の違法確認訴訟の敗訴判決を受け、県庁で記者会見しました。
翁長知事は「たいへん唖然(あぜん)としている」と述べ、評価できるところはない判決と厳しく批判。「三権分立という意味でも相当な禍根(かこん)を残すものではないか。こういった一方的な内容の場合には、沖縄県民のより大きい反発と結束がこれから出てくる」と強調しました。
翁長知事は判決について、“辺野古が唯一の解決策”とする国の主張を追認するかのような内容だとし、「地方自治制度を軽視し、県民の気持ちを踏みにじる、あまりにも国に偏った判断となっている」と批判しました。
「沖縄の歴史を否定するかのような判決だが」と問われ、翁長知事は「準備書面を含め私の発言もお聞きになって、その中で70年間の歴史に触れることもない、あるいはむしろ否定をしてしまう。意図的なものを感じる」と強い不快感を示しました。
会見の最後に翁長知事は「まだまだ長い、長いたたかいになろうかと思います。私自身は、新辺野古基地は絶対に造らせないという信念をもってこれからも頑張っていきたい」と力を込めました。