2016年9月6日(火)
沖縄・うるま市 海兵隊基地いらない
島ぐるみ会議 ゲート前集会
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沖縄県うるま市の市民らがつくる「うるま市『島ぐるみ会議』」は5日、米海兵隊司令部が置かれるキャンプ・コートニーのゲート前で海兵隊撤退を求める集会を開きました。
同市で起きた元海兵隊員による女性暴行殺人事件への抗議や、辺野古新基地建設、東村高江の米軍ヘリパッド建設の断念を訴え、英語と日本語で「海兵隊は出ていけ」「基地はいらない」などと唱和し、ゲート前をデモ行進しました。
集会は、8月29日にコートニー前で初めて開いたのに続き2回目。毎週月曜の午後4時から定期的に開催します。
米兵らがゲート付近や高台から様子をうかがう中、元裁判官の仲宗根勇共同代表は「私たちの行動は軍事権力を震撼(しんかん)させている。全基地を撤去するまでこの行動を全世界に発信していこう」と呼びかけました。
幹事の佐々木末子さん(68)は「基地の前の海はモズクの漁場だけど、米軍提供水域なので許可がないと収穫できない。はやく米軍のフェンスを取っ払って自由に出入りできるようにしたい」と語りました。
同市の女性(65)は「高江などに行きたくても遠くて行けないという人もいる。住んでいるところでも基地反対の行動をしていると知らせて、声を上げることが大事。各地の行動が勝利に導く」と力を込めました。