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2016年9月1日(木)

超党派国会議員がリニア計画地視察

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(写真)リニア実験線高架橋の下で、地元の住民(右端)から話を聞く超党派国会調査団=31日、山梨県笛吹市

 政府の経済対策や第2次補正予算案に盛り込まれたリニア中央新幹線への公的資金投入(財政投融資)の是非が問われる中、超党派の国会議員でつくる「公共事業チェック議員の会」は31日、リニア計画の山梨県の沿線地域を視察しました。

 実験線による被害が出ている笛吹市御坂町では、農家の雨宮融さん(67)が、リニアの高架施設で畑が日陰になりブドウの品質が落ちる問題や関連工事の影響で水枯れや出水が起きていることを説明しました。

 「山梨県駅」予定地では山田厚・甲府市議(社民党)が甲府盆地の地盤の弱さを指摘。南アルプス市では、リニアの高架施設で住宅街が分断される戸田・宮沢両区の自治会長らが「われわれはリニアに通られるだけで何のメリットもない」と訴えました。富士川町でも川口正満町議が「田舎の財産である日照や静かな暮らしと健康を脅かし、住民には利益がない」と語りました。

 議員の会幹事で日本共産党の本村伸子衆院議員は「南アルプスをぶち抜く自然破壊と、机上の線引きで暮らしを壊し、しかも住民の声を聞かない強引なやり方は許せない」と強調。会事務局長で民進党の初鹿明博衆院議員は「このプロジェクトには本当に実現可能性があるのか、政府がお金を出すのが妥当なのかを国会できちんと追及しなければいけない」と述べました。

 視察には「ストップ・リニア!訴訟」の川村晃生原告団長らが同行。日本共産党の穀田恵二、畑野君枝、島津幸広の各衆院議員、井上哲士、山添拓の両参院議員、民進党の阿部知子衆院議員、日本維新の会の石井苗子参院議員も参加しました。議員の会会長の荒井聰衆院議員(民進党)は秘書が代理で参加しました。


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