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2016年8月7日(日)

全障研大会始まる

京都 願いが実現する社会に

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(写真)文化行事で歌を披露する京都の障害者ら=6日、京都市

 全国障害者問題研究会(全障研)の第50回全国大会が6日、京都市内で始まりました。全国から約3000人が参加しました。7日までの予定です。

 荒川智全国委員長は主催者あいさつに先立ち、相模原市の障害者施設で起きた殺傷事件の被害者への黙とうを呼びかけました。あいさつでは、安倍政権の改憲への暴走と、社会保障や教育現場への競争原理と自己責任論の押し付けが進んでいると指摘。50周年の節目に、差別や排除のない共生社会をめざす取り組みと平和を守り築く取り組みと一体に、全障研が提唱する発達保障の取り組みも合流させていこうと呼びかけました。

 基調報告で荒川委員長は、障害者の権利を守り、発達を保障することを目的に全障研が50年前に結成され、要求運動を前進させてきたと強調。同時にいま、障害者の人権保障に逆行する政策が強行され続けているとして、国連・障害者権利条約に照らして実態を把握する視点が必要だと述べました。

 重点報告として、戦争法反対の声をデモで上げ続けた障害と性別違和がある大学生、瀧川晴日さんと障害福祉職員の林裕也さんが登壇。それぞれの願う社会の実現に向けて声を上げていこうと訴えました。

 原爆症認定訴訟と貧困問題を中心に取り組む尾藤廣喜弁護士が、平和的生存権を訴えてたたかった訴訟について記念講演。また、相模原事件の容疑者が、優生思想の持ち主だとして、「こうした考え方は発達保障論と真っ向から対立するものだ。みなさんの取り組みが広がる中で優生思想を克服することになるだろう」と述べました。


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