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2016年8月7日(日)

きょうの潮流

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 人類への希望を込めた二つのメッセージが心に残りました。ブラジル・リオデジャネイロ五輪の開会式と広島の平和宣言です▼あらゆる人種が混ざり合ったといわれる移民の国。そこで開かれる南米初の五輪は寛容さと多様性を強調する場になりました。史上最多205の国と地域、初めての試みとなった難民選手団を温かく迎えた開会式。さまざまな民族や文化を受け入れ、尊重してきた地の懐の深さが表れていました▼排外主義が台頭し、テロの脅威、人間の尊厳をおびやかす貧困や格差がひろがる世界。渦巻く不信を前に国際オリンピック委員会のバッハ会長は結束を呼びかけました。「人間は平等という人類共通の価値はそれを分断しようとする力よりも強いはずだ」▼五輪開催の華々しさの一方でファベーラ(スラム街)が点在するリオ。貧しく犯罪と隣り合わせの生活を送る子どもたちに、スポーツを通して良い影響を与えたい。選手たちの願いです▼広島からも「多様な価値観を認め合いながら、『共に生きる』世界を目指し努力を重ねなければなりません」。そして今こそ、非人道性の極みである核兵器をなくすために情熱をもって連帯し、行動を起こすときだと▼同じ時に南米から、日本から、発信された多様な世界と平和への思い。ヒロシマの子どもたちが誓いました。「私たちは待っているだけではいけないのです。誰が、平和な世界にするのでしょうか。夢や希望にあふれた未来は、僕たち、私たち、一人一人が創るのです」


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