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2016年8月5日(金)

きょうの潮流

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 青く澄み渡る夏空にむくむくとひろがる入道雲。まばゆい光が消え、雷が鳴り、激しい雨が降ります。大暑の候「大雨時行(たいうときどきふる)」。気が付けば夏の盛りです▼参院選、都知事選が終わって第3次安倍再改造内閣が発足しました。民主党政権から安倍自公政権に代わって3年半余。衆参ともに多数の議席を得た現政権は「数」と「時間」を使って、何をするのか。日本をどこに導こうとしているのか▼要所に盟友や側近を配した布陣を安倍首相は「未来チャレンジ内閣」と名付けました。飾った言葉で実態を覆い隠す得意技は今回も。真っ先にあげた経済対策も、リニアなどの大型公共事業を借金頼みで推し進めるだけです▼最大のチャレンジは「働き方改革」と。しかし、長時間労働の是正を口にしながら、やろうとしているのはそれを野放しにする「残業代ゼロ法案」。非正規という言葉をこの国から一掃すると勇ましいが、雇用のルールを壊したのは誰か▼アベノミクス、原発、TPP、沖縄、そして憲法…。彼らのチャレンジは民意とかけ離れていくだけです。そこに未来はありません。8月は平和な世界、民主的な社会をめざす大会がつづきます。その一つ一つの成功が暴走の壁となるはずです▼夏の夕立を「白雨(はくう)」と呼ぶことを本紙の天気コラムで知りました。明るい空から降る白っぽく見える雨。逆に空が真っ暗になる土砂降りを「黒雨(こくう)」ということも。今の日本に降り注ごうとしているのはどんな雨なのか。この夏じっくりと考えてみたい。


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