2016年7月9日(土)
僅差で当落の明暗
比例も選挙区も
投票日が明日(10日)に迫った参院選挙。党員・後援会員、市民サポーターによる最後の最後までの大奮闘が野党・日本共産党の勝敗の行方を左右します。比例代表、複数区、1人区とも一票一票しのぎを削る大激戦が続いており、僅差で結果が明暗を分ける可能性もあります。
全国が一つの選挙区である比例代表選挙は、1票の積み上げにより結果が大きく変わる選挙です。
2013年の前回参院選で、比例の5議席目(仁比聡平議員)を獲得したのも、最終盤の大奮闘により、次点と29万6000票差で競り勝った結果でした。これは党員1人1票の計算になります。
反対に、07年の参院選(共産党は比例で3人当選)では、あと3万票獲得すればさらに1議席を獲得することができました。これは全国にある支部がそれぞれ数票ずつ上積みすれば実現できた数字です。
選挙区では、前回参院選(13年)の宮城選挙区で当選者と次点が5102票、わずか0・5ポイント差という大接戦でした。
07年参院選では、1000票単位での僅差による当落が4選挙区(栃木=4892票、山梨=3745票、岐阜=7882票、徳島=5829票)ありました。
07年選挙の福島選挙区は、今選挙で1人区となりし烈に争っている野党統一のましこ輝彦候補と自民候補の差がわずか2682票(当時2人区で2人とも当選)でした。同じく今回1人区となった長野選挙区の民主、自民両候補の差も3512票でした。