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2016年6月23日(木)

新しい政治の希望ある扉ひらこう

野党共闘勝利・共産党躍進を

東京・新宿 志位委員長が第一声

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(写真)志位委員長の訴えを聞く人たち。車上左は田村比例候補、同右は山添選挙区候補=22日、東京・新宿駅東口

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(写真)大阪で訴え足を止め、志位委員長の訴えに聞き入る人たち=22日、大阪駅前

 第24回参議院選挙が22日公示され、7月10日の投票日に向けた18日間の選挙戦がスタートしました。憲法違反の安保法制=戦争法を強行した安倍自公政権の暴走政治に、野党と市民が共闘して対決する、日本の命運がかかった歴史的な選挙戦。全国32の参院1人区すべてで野党統一候補が実現するなど、政治を変える絶好のチャンスが到来しています。日本共産党の志位和夫委員長は東京・新宿駅東口で第一声をあげ、その後大阪市入り。「野党共闘の勝利、日本共産党の躍進で、新しい政治の希望ある扉を開こう」と気迫を込めて支持を呼びかけました。小池晃書記局長は愛知、静岡、神奈川で訴えました。市田忠義、田村智子、大門みきし、いわぶち友、おくだ智子、椎葉かずゆき、たけだ良介、春名なおあき、いせだ良子9候補をはじめとした比例代表候補42人と、選挙区候補14人が、多くの聴衆を前に力強く第一声をあげました。全国の党員、後援会員、支持者はビラの配布や宣伝、対話・支持拡大などに取り組みました。与党は「無責任な共産党、民進党に託すのか」(安倍晋三首相)などと危機感をあらわに野党共闘を攻撃。選挙戦は激しさを増しています。


田村・山添両氏訴え

 新宿駅東口の第一声は、大勢の聴衆で身動きがとれないほどの熱気。志位委員長の訴えに、「よし」の声と割れるような拍手が何度も起きました。

 田村智子比例候補(党副委員長)は、「戦争法が成立してもなおあきらめない、選挙に行こう、選挙で変えようと声を上げ続けるみなさんに、私も人生をかけて応えなければならないとの思いでいっぱいです。この選挙で国民のみなさんとともに希望を切り開きたい。暮らしを直接応援する政治へと歩みを進めたい」と訴えました。山添拓東京選挙区候補は「高すぎる学費、ブラックな働き方、保育園に落ちる日本。政治が変われば、この状況を変えられる」と訴えました。

二つの目標

 志位氏は「参院選で日本共産党は二つの目標にチャレンジします」と語り、(1)野党と市民の共闘を必ず成功させる(2)日本共産党の躍進を必ず勝ち取る―と表明。「選挙戦の対決構図は『自公とその補完勢力』対『4野党プラス市民』です。野党が本気で結束して、市民と心一つにがんばりぬき、1足す1が2でなく、3にも4にもなるたたかいをやって、32の1人区すべてで勝ち抜く決意です」と力を込めました。

 「日本共産党を支持していただく方を広げに広げ、比例で850万票以上を獲得し、田村さんをはじめ、9人の比例候補全員の必勝をめざします。比例躍進の大波の上に、山添さんの魅力を乗せ、必ず国会に押し上げてください」と訴えると、聴衆は大きな拍手で応えました。

 志位氏は、「参院選では、民意に背く『安倍暴走政治』―安保法制と憲法改定、アベノミクス、環太平洋連携協定(TPP)、原発、沖縄の米軍基地―の全体が問われます。共産党躍進で『安倍暴走政治』にノーの審判、チェンジの意思を示しましょう」と訴えました。安保法制と憲法改定、「アベノミクス」という争点について丁寧に語りました。

憲法問題

 21日放送の党首討論で、志位氏が「『自民党改憲草案』では、9条2項を削除し、『国防軍』を持つと明記している。こうなると海外での武力行使が無条件、無制限に可能になる。安倍首相は9条に手をつけないといえるのか」と繰り返しただしたのに対し、首相が最後まで「手をつけない」とは答えなかったと紹介。「安倍首相が狙う改憲の本丸は9条改憲だということがはっきりしました。自民党への1票は9条を壊す1票になります。今度の選挙で『安倍政権による9条改憲の野望を許すな』の厳しい審判をくだしましょう」と訴えると、聴衆から「がんばろー」の声と拍手がわきました。

アベノミクス

 「『アベノミクス』は3年半で失敗がはっきりしました。『大企業を応援し、大企業がもうけをあげれば、いずれは家計に回る』と言って3年半。みなさんの家計に回ってきましたか」と問いかけた志位氏に、「回っていなーい」との声があちこちから返りました。

 志位氏は、「『アベノミクス』という欠陥車はリコールして、スクラップ工場に送るしかありません」と批判。(1)税金の集め方(2)税金の使い方(3)働き方―のチェンジ、「格差をただし、経済に民主主義を実現する『三つのチェンジ』」を提唱しました。

野党共闘

 「野党と市民の共闘は、この選挙だけの問題ではありません。参院選で野党共闘を必ず成功させ、その後もさらに発展させたい」と表明した志位氏。野党共闘の前進のために日本共産党がおこなった“二つの決断”に言及し、「共産党が、こういう仕事をすることができたのも13年の参院選、14年の総選挙で躍進させていただいたおかげです。この党をもっと躍進させていただくことが、野党と市民の共闘をさらに発展させ、日本の政治を変える一番確かな力になるのではないでしょうか」と力を込めました。

 「『力をあわせ、未来をひらく』―日本共産党は共同の力で政治を変える党です。野党共闘の勝利、日本共産党の躍進で、新しい政治の希望ある扉を開こうではありませんか」と呼びかけると、大きな拍手が長く続きました。

共産党躍進の大波を

自公と補完勢力――おおさか維新に審判を

大阪 志位委員長が訴え

わたなべ候補

 日本共産党の志位和夫委員長は22日、大阪駅前で街頭演説を行い、大門みきし比例候補と、わたなべ結選挙区候補らとともに、野党共闘の勝利と日本共産党の躍進、改選4の大阪選挙区での必勝を何としてもと訴えました。雨の中、歩道やデッキにぎっしり詰めかけた聴衆。熱烈な声援が飛び交い、通りがかりの会社員や若者らも次々に足を止めました。

 大門候補は「(首相が)アベノミクスで勝負するというなら、返り討ちにしよう。国民本位の経済政策に転換させよう」、わたなべ候補は「憲法を変える勢力に議席を渡すわけにはいかない。安倍政治とも維新政治とも対決する共産党の躍進へ、必ず競り勝たせてください」と訴えました。

 元大阪市長の平松邦夫氏が駆けつけ、「野党協力を成功させなければ、大阪人の意地がすたる。この選挙区では(わたなべ候補ら)野党を通してほしい」と訴えました。

 志位氏は野党共闘の勝利とともに、日本共産党の躍進を必ずかちとるため、「『ベスト9』の比例候補全員当選へ頑張り抜きます。大激戦の大阪選挙区では、共産党躍進の波をつくりだし、わたなべ結さんの魅力をのせて、どうか国会へ押し上げてください」と熱く呼びかけました。

 さらに志位氏は「自民、公明はもちろん、おおさか維新にも負けるわけにはいきません」と述べ、おおさか維新の(1)憲法改定の旗振り、(2)野党共闘への攻撃、(3)安倍政権不信任案に反対するという“補完勢力”ぶりを告発。「このような補完勢力にも断じて負けるわけにはいきません。激戦を勝ち抜き、わたなべ結さんを必ず国会に押し上げてください」と力を込めて訴えました。


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