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2016年5月7日(土)

きょうの潮流

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 「頭にくるやら、あきれるやらで…」。市役所から送られてきた高齢者向け臨時給付金の案内を読んだ読者から、こんな感想が寄せられてきました▼まず給付金の説明です。「『一億総活躍社会』の実現に向け、賃金引上げの恩恵が及びにくい低年金受給者への支援によるアベノミクスの成果の均てんの観点や…」。えっ、いつ賃上げの恩恵があったの、アベノミクスの成果ってどこに?▼「均てん」とは誰もが等しく利益を受けられるという意味。1回限りの3万円の支給が株で大もうけした人たちと同じだとでも。もう、いちいち引っかかる。「高齢者世帯の年金も含めた所得全体の底上げを図る観点に立ち…」とも▼もともと、この給付金は安倍政権が消費税大増税と年金削減を押しつけながら、支援を名目に支給するもの。大層な理由を付けても増税されればすぐに吹き飛んでしまいます。物価が上がっても年金は抑えられ、医療や介護の負担増で生活は苦しくなるばかりなのに▼公明党が盛んに宣伝する「軽減税率」と同じで、支援や消費の下支えにもならない偽りの対策。しかも申請期間が参院選と重なるとあって、“買収”ではないかとの声も▼1人区での野党統一候補の擁立が大勢になり、対決構図が鮮明になった参院選。相手も危機感を募らせ、あの手この手で。有力とされる7月10日の投票日まであと2カ月余。こちらもやるべきことをやり尽くして。“ばらまき”ではなく、国民一人ひとりが大切にされる政治に道を開くためにも。


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