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2016年3月15日(火)

きょうの潮流

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 直近の週刊誌に目を引く特集がありました。一つは「老後破産」。いまや65歳以上の高齢者の4人に1人が、生活保護水準を下回る収入で暮らしている。「貧困層」はこの5年間で急増し、893万人にも▼貧困問題を調査してきた大学教授の試算です。定年まで働き年金も納めてきたのに穏やかな老後を送れない。さらに、年金の減少や介護・医療の負担増で「老後破産」の危険とつねに隣り合わせになる―▼もう一つは、過去最大5兆円超の軍事費が米国の食いものにされるというもの。単価80億円のオスプレイ“爆買い”をはじめ、米側の勝手な条件にノーといえない安倍政権。そのうえ思いやり予算まで増やす言いなりを追及しています▼自分たちのために税金が使われない。国会では共産党の田村智子議員が保育所の待機児童を取り上げ、緊急対策と予算拡充を求めました。東京だけでも2万人を超す「保育難民」。暗闇にいる親子や保育士の待遇改善にこそ税金を、と▼「保育園落ちた」のブログからひろがった共感の輪。年金消えたの私だ、奨学金返せないの私だ、ずっと非正規なの私だ、給料上がらないの私だ、医療費払えないの私だ…。シールズの新しいコールは「みんなの暮らしに税金使え」▼今度の選挙は自公対民共のたたかいだ、負けるわけにはいかない、とぶち上げた安倍首相。現実の生活に苦しみ、政治を変えたいと野党共闘を実らせた国民の姿を見ない対決構図ですが、のぞむところです。「私だ」の声を存分に聞け!


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