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2016年2月25日(木)

きょうの潮流

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 小異を捨てて大同につく―。近頃よく耳にする言葉ですが、元になっているといわれる中国の格言「求大同、存小異」は意味合いが少し違うようです▼互いの「小異」を尊重しながら、「大同」の道を求める。それぞれ個々の政策や主張の違いはあっても平和と憲法、民主主義を守るという大義を実現するために手を携える。今回の野党共闘もそれに近い▼戦争法の廃止と集団的自衛権の行使を認めた閣議決定の撤回、安倍政権の打倒をめざすとした野党5党の合意。それを受けて各界各層から歓迎と喜びの声が続いているのも、多くの国民が大同を求め、待ち望んでいたからでしょう▼戦後を振り返っても、平和や生活が脅かされ、民主主義が危機にさらされたとき、それに反撃する共同の運動は追求されてきました。しかし、選挙全体の構図を一変させる今度の合意は、日本共産党の歴史のなかでもなかったことです▼「戦後政治の大きな転機」「歴史に刻まれる」「日本の前途を左右する壮大なたたかい」。国民とともに力を合わせ、新しい政治を切り開く画期として受けとめる人たちも多い。自民党からはさっそく「野合」とそしる声が出ていますが、大義のもとに力の結集を恐れている表れです▼多数の願いに背を向けて暴走する安倍政権を倒し、国民の声にこたえる政治をつくっていく。どきどき、わくわくの新しい試み。苦労や悩みはあっても、それが日本の未来につながっていくやりがいのある一歩一歩。胸に希望を抱く道のりです。


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