2016年1月5日(火)
翁長知事が年頭あいさつ
米軍基地とのたたかいは沖縄の未来を切り開く力
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沖縄県の翁長雄志知事は4日、県庁で職員に向けた年頭あいさつを行いました。
翁長知事は「米軍基地の問題は沖縄県の宿命的な課題」として、「米軍基地のこれまでの経緯、今日の現状は、県民の自由、平等、人権、自己決定権への侵害であり、日本の民主主義、地方自治の在り方を問うものだ」と強調しました。
その上で翁長知事は「私たち責任世代がこのことに屈することなく立ち向かっていく後ろ姿を子どもたちに見せることによって、子どもたちは子どもたちなりの判断をして自信と勇気と誇りを持って生きていくと信じます。それこそが沖縄の未来を切り開く力になるのだと思います」と述べました。
また「沖縄振興を強力に推進していく」として、自立型経済の構築、県民所得や雇用の質の向上、子どもの貧困や待機児童問題への取り組みを挙げ「特に子どもの貧困への対応は性根を据えて力を尽くしていきたい」と語りました。