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2016年1月1日(金)

きょうの潮流

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 牡鹿(おしか)半島の稜線(りょうせん)上に浮かんできた朝日が東の空を赤く染めていきます。きらめく太平洋の海にゆったりとそそぐ旧北上川。宮城・石巻の日和山(ひよりやま)公園から望む日の出です▼かつて漁船や商船が海に出る際、ここに登って天候を観察したことから名付けられたといいます。芭蕉をはじめ、幾人もの俳人の足を止めた眺望の名所は、あの東日本大震災のときに多くの市民が避難した場所でもあります▼押し寄せる津波にのみ込まれていく漁港や市街地。眼下にひろがった無残な光景は、いまも鮮明によみがえります。市内を一望できる丘陵地は市民にとって祈りと復興の象徴ともいえるでしょう▼あれから、5年の歳月が流れようとしています。街は変化しても生活は変わらない―。最大被災地といわれる石巻では仮設住宅の入居率がいまだに6割をこえる高さ。復興の要である住まいの確保が急務になっています▼宮城県全体でも5万人近い被災者が仮設で5度目の正月を迎えます。冷たい村井県政。そこに新風を吹き込んでいるのが日本共産党の県議団です。躍進後の県議会には緊張が走り、地元紙も「常任委員会では倍増した共産党県議団に勢いがあった」と▼自民党などの妨害をはねのけ、超党派20人で「脱原発をめざす県議の会」を結成。原発立地県では初の快挙です。党幹事長の三浦かずとし県議は「被災者や県民のための県政に変える奮闘を新年も大いに」。誰もが年明けにねがう安心や幸せ。それを実現するためにも政治を変える年としたい。


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