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2015年8月20日(木)

きょうの潮流

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 「私の前を歩くな、私が従うとは限らない。私の後を歩くな、私が導くとは限らない。私と共に歩け、私たちはひとつなのだから」。昔、アメリカ合衆国に土地を奪われた先住民族ソーク族に伝わる格言です▼当時の部族長は英語名「ブラックホーク」。先日、その名が付けられた米軍ヘリが沖縄のうるま市沖に墜落しました。沖縄県議会は「またしても事故が発生したことは県民を軽視するもの」として抗議決議を全会一致であげました▼特殊部隊の訓練中だったというヘリには自衛隊員も同乗。防衛省は以前から研修の名目で米軍の訓練に参加し、「見学」していたといいます。今回の事故は自衛隊員が米軍の特殊訓練に日常的に加わっていたことを示しました▼戦争法案を先取りするような実態。日本共産党の小池晃議員が暴露した自衛隊の内部文書はまさに。日米共同の司令部をつくり、米軍の作戦に組み込まれる。「駆けつけ警護」や武器使用の権限を拡大する―▼「自衛隊が来れば自分たちは殺される」。紛争地で活動するNGO職員の叫びです。自衛隊が米軍と一緒に来れば信頼は失われ、危険性は何十倍にも。自衛隊員とともに自分たちの命も脅かされる危機感です▼戦後の日本の形を変えてしまうほどの中身。編集局に寄せられた投書に、そんな内部文書が公になった背景には列島を覆うほどひとつになった戦争ノーの声があるのでは、と書かれていました。そして、つづけます。いま“本当の民主主義”が生み出されつつある、と。


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