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2015年8月7日(金)

きょうの潮流

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 照りつける夏の日差し、セミしぐれ、川のせせらぎ…。2015年8月6日。原爆ドームや平和記念公園には朝から人波が絶えませんでした▼「広島をまどうてくれ!(もとに戻して)」。今に続く被爆者の叫びを伝えた平和宣言に始まり、原爆碑前は追悼の列。「原爆の子の像」の鐘が鳴り続けます。地元の中高校生らは大粒の汗を流しながら、核兵器廃絶の署名を集めていました▼被爆ピアノコンサートや折り鶴、文化行事やとうろう流し。70年前、たった一発の爆弾がすべてを変えてしまった地はこの日、国内外から足を運んだ人びとの祈りに包まれ、平和を願う運動に彩られました▼「平和は与えられるものではなく、建設されるもの」。同公園を設計した建築家の丹下健三が残した言葉通り、あの日から過ちをくり返さないとつないできた平和のリレー。しかしいま、それは時の政権によって脅かされています▼核兵器も運べる―。原爆の日を前に中谷防衛相は核兵器の輸送も法文上は排除していないと認めました。またも露(あら)わになった戦争法案の正体。自民党の若手議員は若者の反対行動を「『戦争に行きたくない』という極端な利己的考え」だと。時代を70年前に引き戻す暴言です▼「いま一人ひとりの市民が、自らの意思で立ち上がり、声をあげることによって、大きな変化がつくりだされている」。原水爆禁止世界大会の広島からの呼びかけです。辺野古の新基地は作業中断に追い込みました。戦争法案も止められる、平和の底力で。


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