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2015年7月11日(土)

きょうの潮流

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 久しぶりに晴れ間がひろがった都心。肌をさす日差しも暑くまぶしい。風に葉をそよがせる街路樹が心地よさそう。長い列島を見れば沖縄は台風で大荒れ。災害にも警戒が必要ですが、気分も変わる「温風至(あつかぜいたる)」です▼浅草では恒例のほおずき市が立ち、鮮やかな朱色の実が大勢の目を楽しませました。浅草寺の縁日にあたる7月9、10日は四万(しまん)六千日と呼ばれ、この日に参拝すると4万6千日分お参りしたことに。その数は一升分の米粒に相当することから一升と一生をかけたという説もあります▼いまの世に転じれば、政治や社会の場でも人の命にかかわる問題ばかり。人生に喜怒哀楽はあれど、少しでも幸せに生をまっとうしたいという思いは昔も今も同じでしょう▼「あなたがいるから この世だね/私もいるから この世だね/みんないるから すてきな世界」―。けん三(さん)のことば館クリニック院長、けん三こと下田憲さんの詩です▼医療は病だけでなく、心を癒やすこと。そう話すけん三は、地域住民の健康を支える医師を表彰する赤ひげ大賞を受賞。北海道南富良野町にある診療所には全国からも。最近、ひたむきに生きようとする人のささやかな心の糧になればと、詩集『生きろや生きろ』を新日本出版から出しました▼きょうは世界人口デー。地球に息づく72億の命の多くは貧困や紛争、温暖化の脅威にさらされています。「ほんとうは 意味有りみんな この世に来てる/かけがえのない あなただね/かけがえのない わたしだね」


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