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2015年6月16日(火)

きょうの潮流

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 戦争法案をめぐる国会内外の動きから目が離せません。4日の衆院憲法審査会では3人の学者が「憲法違反だ」と発言。続いて12日、元自民幹部ら4人が「反対」を表明。この土曜、日曜には全国各地で市民の反対集会が開かれました▼「関ケ原の戦い」とは本紙読者の声です。しかし、NHKはニュースでわずかにふれるか、無視するものも。安倍政権寄りの報道がすぎると批判されてきたNHK。政権に不利なことは伝えない姿勢がありありです▼籾井(もみい)NHK会長は「政府の意を伝える」のが信条。政府自民党は「クローズアップ現代」の“やらせ疑惑”にかこつけて事情聴取という形でNHKに介入してきました。政権による露骨な干渉です▼公共放送の役割を論議した番組(5月)に注目しました。各国の番組制作者とともに、NHKの現役も参加。ベトナム戦争やイラク戦争報道にかかわって、政府の圧力をはね返し自主自立が貫けるかがテーマの一つでした▼イギリスの放送局BBCの職員は、英国軍を「わが軍」と呼ぶことはなかったと発言。NHKのスタッフも同意します。番組は「仮に国民の大多数が戦争に賛成したとき、公共放送はどうあるべきか」を問いかけました▼公共放送の使命は政権の宣伝機関ではなく、政治や社会の真実に迫ることです。NHKはこの間、限られた中で沖縄戦、基地問題を取り上げたものや、原発問題を継続して追った意欲作も発信してきました。戦争法案と対峙(たいじ)しての報道でこそ真価を発揮してほしい。


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