2015年4月30日(木)
大阪市解体反対広げよう
若者中心につどい
|
大阪市を廃止し、五つの特別区に分割することの是非を問う住民投票に向けて、若者を中心としたつどいが29日、大阪市内のライブハウスで開かれました。主催は、大阪市解体に反対しデモや街頭宣伝にとりくむ「民主主義と生活を守る有志(SADL)」。
つどいは、ドリンク片手に対話形式で進められ、会場いっぱいの90人が参加しました。SADLは若者が中心のグループで、参加者にも20・30代の青年が目立ちました。
大阪市解体構想に詳しい中山徹奈良女子大教授が「大阪市が解体されたら市の財源や権限はどこにいくのか」など、会場からの質問に答えました。
ゲスト出演した高橋若木さん(東京デモクラシークルー)は、解体構想の不備を突くのに加え「『疑問点が多いからもう少し時間がほしい。だから反対』との切り口も有効だ」と提起しました。
メモをとりながら聞いていた女性(22)=アルバイト=は「府と市の二重行政などなく、今の制度でも大阪をよくしていけると分かった」と話しました。
主催者は「何が問題で、どう行動すればいいかという参加者の欲求にこたえられたのではないか。今後の運動につながる」と手応えを感じた様子でした。